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MS736RBKは重量のあるラウンドベースを採用したIron Works Studioシリーズのマイクスタンド。
一般的な三脚ベースのマイクスタンドのおよそ半分のスペースで設置することが可能で、ホームレコーディングなどのスペースが限られた環境での使用に適しています。 Iron Worksの他のモデル同様に、先端部に実体ロッドを採用したテレスコ・ブームアームや、ドラムのスタンドの技術を流用したブーム角度調整機構など、マイクのポジションを安定して保持するためのさまざまな機構が魅力です。
■Iron-Core Telescoping Boom Arm
フレキシブルなポジショニングを実現する、伸縮型のテレスコ・ブームアームにもTAMAオリジナルの機構を採用しています。
まず、先端部にはパイプの代わりに実体のロッドを採用。重量のあるマイクでもアームが“しなる”ことなく保持し、長期間の使用にも安定した固定と伸縮を実現します。
また、後端部のカウンターウェイトは取り外し可能なタイプですので、取り付けるマイクの重量に応じて着脱したり、ブームアームを抜いて逆方向から差し込むことで、『ハンドルの向きを逆にする』ことも可能です。
■Heavy Round Cast Base
ベース部は重量のあるラウンド形状の台座を採用。約5kgにもなる肉厚の鋳物ベースを用いることで、スタンド全体を低重心化させて安定性を獲得。ベース部の直径は約300mmで、一般的な三脚ベースのマイクスタンドのおよそ半分のスペースで設置することが可能です。スタンド周辺の足回りをすっきりさせ、ホームレコーディングなどのスペースが限られた環境での使用に適しています。
また、ラウンドベースと下段パイプは、 TAMAが長年採用しているベースの裏側からTボルトで固定する方法を採用。セットアップや分解が容易であるとともに、一般的な”パイプをベースにネジ込んで固定する方法”よりも耐久性に優れています。
■Die-Cast Locking Thumb Nut
マイクホルダーを取り付けるブームアームの先端には、親指で押せるようなレバー形状を持ったロックナットを採用。ホルダーを取り付ける際にはしっかりと、また取り外す際には小さい力で操作することが可能です。指を痛めることが無い形状のデザインも魅力です。
■Vice-Grip Boom Tilter
ブームティルター部は、6枚の金属板同士の摩擦によって、従来よりも強力なトルクでブームの角度を固定できるようになっています。しかも、ゴム製の摩擦板のように、摩耗したり、温度変化などによってティルターの締り具合に影響が出ることもありません。
■Sure-Cast Adjustment Collar
軽い力で固定できる、手のひらに馴染むデザイン。下段パイプ下端にはラバースペーサーを挿入しており、グリップを緩めた際に不意に上段パイプが落ちてしまっても指を挟まない構造です。
■Latch-Lok Sleeve Insert
高さ調整グリップ内部にはナイロン製のリング状のブッシュを搭載。グリップの操作によってこのブッシュが伸縮することにより、上段パイプを固定します。このブッシュは下段パイプ上端に設けられた"溝"にはまる構造ですので、グリップと共回りすることが無く、誤操作を防ぐことができます。
■Silent T-Handle
ブームティルター部を調整する際に、手で触れて 操作するTハンドルは、マイクスタンドで最も頻繁に調整されるパーツです。TAMA IRON WORKS STUDIOシリーズのTハンドルには、締めつけた際に内部のプラスティック・パーツがハンドルのロッドを抑える構造を採用しており、この部分からノイズが発生しないようにしています。
■Detachable Boom Arm
ブームアームを上段パイプから取り外すと、ストレートスタンドとしてもご使用頂けます。再度取り付ける時はロックナットをしっかり締めて固定し、グラつきが無いことを必ずご確認ください。
スペック
■高さ調整幅:990mm – 1,700mm
■ブームアーム長さ:550mm – 850mm
■重量:8.2kg (カウンターウェイト 0.5kg含む)
■マイクホルダー取付部先端:3/8"
■付属品:3/8"→ 5/8"変換アダプター& コードクリップ(15.9mm&22.2mm用)