Make Noise TEMPI (テンピ) は同時に6チャンネルの異なるクロックを同時に出力できる、ポリフォニック・タイムシフト・クロックモジュールです。モジュラー・シンセサイザー・システム内の複雑なクロックを直感的にプログラミング、保存、リコールする事ができます。「ヒューマン・プログラミング」「マシン・プログラミング」という2つのプログラム方法により、クラシックなクロック・ディバイダーやクロック・マルチプライヤーを再構築し、新しいリズムを生み出す事ができます。
■マシン・プログラミング PGM A 又は PGM B ボタンを押しながらチャンネル・ボタンを何度かタップして分解能の数値を入力します(非リアルタイム)。PGM A ボタンを押しながらの場合はディバイド(÷)、PGM B ボタンを押しながらの場合はマルチプライ(x)です。またチャンネル・ボタンを押しながら PGM A 又は PGM B ボタンを押すとクロックの設定を微調整する事ができます。
■マシン・プログラミングの例 ・チャンネル3を ÷4 に設定する : PGM A ボタンを押しながらチャンネル・ボタン3を4回タップします。
・チャンネル4を x6 に設定する : PGM B ボタンを押しながらチャンネル・ボタン4を6回タップします。
■フェイズ・モード PGM A と B ボタンを同時に押すとフェイズ・モードになります。各チャンネルの周期をずらす事ができます。
■ミュート・モード PGM A ボタンを押すと点灯し、ミュート・モードになります。ミュートのON/OFFを各チャンネル・ボタンを押して切り替えます。
■モッド・モード PGM B ボタンを押すと点灯し、モッド・モードになります。モッドのON/OFFを各チャンネル・ボタンを押して設定します。クロックモッド入力へ外部からのゲート信号を入力する事で、モッドONにしたチャンネル同士のクロックの入れ替え、又は再生/停止を行う事ができます。
これらのモードを駆使して作成したプログラムは 16 x 4バンク、最大64プログラムを本体内へ保存し、簡単に呼び出す事ができます。TEMPI はバス・クロックの受信のみが可能で、同じバスに接続されたバス・クロックを送信するモジュールをマスターにし、パッチングをせずに同期する事ができます。