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各出力の周波数調整が可能な三角波ボルテージ・コントロールドLFOを4つ備えたモジュール。
A-147-5は、三角波出力のCV制御可能な LFO (VCLFO) を4つ備えたモジュールです。すべての LFO は共通の周波数コントロールを共有しています。LFO 2/3/4 にはそれぞれΔ(デルタ)ノブが備えられており、基準周波数に対して、それぞれの周波数を上下することができます。Δノブが中央の位置に設定された場合、すべてのLFOの周波数はほぼ同じになります。外部CVで周波数をコントロールするためのCV入力端子を備えており、1V/Octにおおむね準拠しています。
■使用例
全LFOに共通の周波数コントロール、外部CVによっても制御可能な各LFOの周波数調整の個別コントロールを備えた、4つの三角波モジュレーション信号を生成。
ポリフォニック FM/PWM パッチ用の変調信号の生成。A-147-5に対応する VCO のピッチCV入力に使用する制御電圧源を、A-147-5のそれぞれのCV入力に接続します。これにより各 LFOの周波数は、関連する VCO の周波数の変化に従い制御されます。すべての VCO の周波数 (F ノブ) と周波数偏差 (ΔF ノブ) を制御することができます。 これらの変調の深さを制御する場合には、Quad VCA モジュール A-130-4 を推奨します。
出力をサミングすることで複雑なモジュレーション信号を生成。
■コントロール
・F コントロールノブ : 4つの全てのLFO周波数を手動でコントロールします
・デルタF2 ~ 4 コントロールノブ : 任意のLFO周波数のシフトアップ/ダウンを手動でコントロールします
■入出力
・CV 1 ~ 4 : 周波数CV入力 (CV 1からCV 4へ降順に内部結線されています)
・三角波出力 1 ~ 4 : 三角波出力端子
・LED : 三角波出力の状態を示します (赤 = 正相, 黄 = 負相)
■特徴
・三角波の出力レベルは約+/-5V (10Vpp)です。
・手動で調整可能な周波数範囲は、LFO2,3,4のデルタ・コントロールノブが中央の位置で 約0.025Hz (約40秒)から 約50Hz です。
・Δノブによって調整できる周波数偏差は約±1:5です。例: センターポジションが1Hzの場合、周波数シフト範囲は約0.2Hz(ノブが-5の位置)から約5Hz(ノブが+5の位置)までです。(1Hz/5=0.2Hz、1Hz*5=5Hz)
・ノブでの手動周波数コントロールとCV入力はエクスポネンシャルに作用します。
・外部CV使用時の最大周波数は約150Hzです。
・CV入力のスケールは概ね1V/Octに準拠しています。(調整不可)
・CV 入力は1から4へ降順に内部結線されています。CV1のみがパッチングされている場合、CV1は4つのLFOすべての周波数をコントロールします。
・各CV入力端子がそれぞれの電圧源とパッチされている場合、各LFOの周波数は個別にコントロールされます。つまりこの場合、CV1入力はLFO1の周波数のみをコントロールすることになります。
・基板部には4つの三角波出力用の4つの端子に用意されており、他のモジュールとの内部接続が可能です(ポリフォニック・モジュレーションを使用する場合、A-130-4からA-111-4を経由します)。基板部では4つの矩形波出力が利用可能です(+/-10V,20Vpp)。ショートを避けるため、1kの保護抵抗の使用を推奨します。より低いレベルが必要な場合は、パッシブ・アッテネーター(分圧器)を使用してください。また、三角波sum信号(アン・バッファ)も利用可能です。この場合、4つのトライアングル出力のそれぞれは、47kの抵抗を介して単純にsum出力端子に接続されます。この出力はインピーダンスが高いので、負荷が変化したときのレベル低下を避けるために、バッファリングするか増幅する必要があります(例えばA-180-3、A-180-4、A-183-3など)。
・LFO回路のコンデンサーの値を変更することで、他の周波数帯域の出力も可能です(例えば、Quad VCOから一種の”クラウドVCO”を形成する)。CV入力スケールの精度は、正確な1V/octではないことに注意してください。1V/octのスケールは調整できません。
スペック
■ユーロラック・モジュラーシンセサイザー
■幅
4HP
■奥行き
45mm
■消費電流
+12V : 30mA
-12V : 30mA