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限られたサイズのペダルボードを最大限に使うために、ミニサイズのチューナーはとても有効です。
しかし、小さくなったからと言って使いにくくなったり、ディスプレイが見えにくくなったりするのは意味がありません。
見やすく、大きなディスプレイと扱いやすい小さなサイズ。さらに素早くチューニングを正確に行える操作性。それらを全て実現するチューナーこそ、Minimal Series Tuner MKII with BJF BUFFERです。
ステージからレコーディング、さらにギターの調整までをこなせる±0.5セントの精度と、ステージ上で必要十分なチューニングをこなす操作性を両立するため、Minimal Series Tuner MKII with BJF BUFFERのディスプレイには2段階の表示システムがあります。
ディスプレイ中央には、音程を大きく表示。そして、ディスプレイの上下で現在のピッチを表示します。ディスプレイの下が光っていればピッチが低く、上が光っていればピッチが高い。ピッチが合うと、ディスプレイの中央が点灯する、シンプルで感覚的な操作性。
ディスプレイの中央が点灯している“チューニングが合った状態”は、正確にはピッチから±2セントの範囲で合っていることを示します。
ここから、さらにピッチを追い求めると、ディスプレイ上下のセンターにあるインジケータが点灯します。上、下の意味はピッチの高低を意味し、このインジケータが上下両方とも点灯した状態が、±0.5セントの精度でのチューニングとなります。
この±2セントと±0.5セントの表示を同時に行えるようにしたことで、ステージ上で一瞬で対処しなければならないチューニングから、レコーディングやギターの調整に必要なチューニングまでをカバーしています。
もちろん、ON/OFF可能なBJF BUFFERも内蔵しています。
ギターから出力された信号がペダルボードに入り、エフェクターやスイッチャーを介してアンプに伝わるまで、そのシグナルは長い旅をします。
パッチケーブル、プラグや端子……それぞれが与える影響は小さなものですが、重なることで音色が大きく変わることもあります。
また、よく知られているように、シールドケーブルを通る間もシグナルは減衰を続けます。ケーブルが長くなればなるほど、その影響は大きくなります。
こういった要因でシグナルが弱まってしまうことを防ぐためには、シグナルにバッファーを通します。
しかし、例えばチューナーの後ろにヴィンテージファズが接続された状態など、バッファーを通したくないときもあります。Minimal Series Tuner MKII with BJF BUFFERはBJF BUFFERをON/OFFできるので、様々なシステムに合わせた最適な設定が可能。
BJF BUFFERの状態はディスプレイに表示されるため、今がONかOFFかも即座に分かります。
■BJF BUFFER
One Controlの数々のスイッチャーに搭載されるBJF BUFFERは、多くの“バッファー”に抱かれるイメージを覆す、圧倒的にナチュラルなこのバッファーです。
・ゲインを正確に1にすること。
・インプットインピーダンスでは、音を変えないようにすること。
・アウトプットは強くなりすぎないようにすること。
・ノイズは極限まで少なくすること。
・オーバーロードしたときに、音が悪くならないようにすること。
BJFのこだわるバッファーの条件を満たし完成したBJF BUFFERは、世界中多くのプロフェッショナルの足元で、ギターシグナルの手助けをしています。
バッファーを通したバイパス時にもナチュラルなトーンを崩すことなく、同時にシグナル自体を強くして、ケーブルや端子からの影響による減衰を防ぎ、チューナーON時にはアウトプットをミュートして、快適にチューニングを行える。
さらに、ペダルボードで余計な場所を取ってしまうことのない小さな筐体により、ペダルボードの面積を最大限に活用できる。そして、必要であればバッファーをOFFにすることもできる。
Minimal Series Tuner MKII with BJF BUFFER は、すべてのギタリスト/ベーシストが求めたチューナーの形なのです。
■幅広いコンサートピッチに対応するキャリブレーション設定
Minimal Series Tuner MKII with BJF BUFFERは、A4=436 〜445Hz(1Hzステップ)で基準ピッチを設定することができます。基準ピッチを1Hz変えるだけで、楽曲のイメージが全く違うものになることもあります。様々なコンサートピッチに対応することで、プレイスタイルを問わずに安心してチューニングを行えます。
■キャリブレーション(基準ピッチ)の設定
キャリブレーション(チューニングするための基準ピッチ、ピアノ中央のラの音=A4)を436 〜 445Hzの範囲で設定します。工場出荷時は440Hzに設定されています。
1. CALIBRATIONボタンを押します。
現在の設定が音名表示に数秒間表示されます(点灯→点滅)。
2. 設定が表示されている間にCALIBRATIONボタンを押して、キャリブレーションを設定します。
ボタンを押すたびに設定が切り替わります。
0:440Hz、1:441Hz、2:442Hz、3:443Hz、4:444Hz、5:445Hz、6:436Hz、7:437Hz、8:438Hz、9:439Hz
3. 設定が終わったら、ボタンを操作せずに2秒程度待ちます。
音名表示が3回点滅し、キャリブレーションの設定が完了します。その後チューニングできる状態に戻ります。
■ペダルチューナーの利便性
近年、クリップタイプのマイクを内蔵し、ヘッドやボディの振動を拾うクリップチューナーの性能も高まっています。
手軽で利便性の高いクリップチューナーは、大きな音の出るライブステージでのチューニングの際、どうしても他の楽器の振動や音程を拾ってしまうことがあります。
ペダルチューナーはギター/ベースからのシグナルを直接検知するため、ステージ上で確実で素早いチューニングを行うことができます。
スペック
■種類:チューナー
■アダプター:9Vセンターマイナス
■電池駆動:-
■コントロール:CALIBRATION、BJF BUFFER
■BJF BUFFER(チューナーバイパス時)
インプットインピーダンス:500KΩ
アウトプットインピーダンス:60Ω以下
■チューナー
音律:12平均律
測定範囲:E0(20.60Hz)〜C8(4186Hz)
基準ピッチ範囲:A4=436〜445Hz(1Hzステップ)
インプットインピーダンス:1MΩ(チューナーON時)
■電源
アダプター:DC9Vアダプター、センターマイナス、内径2.1mm
消費電流:最大40mA
■サイズ:94D×44W×47H mm(突起含む)
■重量:134g