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世界最高品質のポリフォニック・アフタータッチ・キーボードを搭載した最先端のデジタル&アナログ・ハイブリッド・シンセサイザー。
Quantum MK2はポリフォニック・アフタータッチ・キーボードを搭載した、最先端のデジタル&アナログ・ハイブリッド・シンセサイザーです。3つのオシレーターごとに5種類の強力で個性的なシンセサイズ・アルゴリズム、8つのデュアル・アナログ・フィルターとデジタル・フィルター、強力なモジュレーション・マトリクスにより、世界中で最も先進的な音作りが可能です。
膨大なパラメータを搭載しながらも、マルチタッチに対応したディスプレイと各コントロールノブのマルチカラーLEDによる、直感的で素早いオペレーションで音作りができます。最先端のタブレット・コンピューターを上回る操作性を実現しています。
大容量の59GBサンプリング・ストレージには膨大な量のサンプルを保存可能。あらかじめ3.4GBのサンプルとプリセット、ウェーブテーブルが用意されており、世界中のサウンド・デザイナーが制作した膨大なプリセットを使用できます。
キーボードはポリフォニック・アフタータッチに対応したFatar TP8/SK 61鍵キーボードを搭載。Quantumシンセシス・エンジンとの組み合わせにより、最高の演奏表現を可能にします。
世界で最先端のシンセシスエンジンと、最高のポリフォニック・アフタータッチ・キーボードを搭載したQuantum MK2。サウンドデザインとパフォーマンスのすべてにおいて、他の追随を許さないハイエンド・シンセサイザーです。
【特徴】
■キーボーディストに最高の表現力を提供する「ポリフォニック・アフタータッチ・キーボード」を搭載
・ポリフォニック・アフタータッチとは
一般的なシンセサイザーの多くに搭載されているアフタータッチは「モノフォニック・アフタータッチ(チャンネル・アフタータッチ)」です。キーボードを演奏して、さらにキーボードを押し込み「圧力」を加えることで「演奏しているサウンド全体」に変化を加えるという技術です。
Quantum MK2が採用した「ポリフォニック・アフタータッチ」は、鍵盤を押し込む圧力を「ノートごと」に出力します。つまり「演奏しているノートごとのサウンド」に変化を加えることができるのです。簡単な例を挙げると、コード4音を押さえている最中に、右手の高音2音を強く押し込むとその「2音だけサウンドの表情が明るくなる」といった演奏表現が可能になるのです。ポリフォニック・アフタータッチはモジュレーション・マトリクスを介して Quantum MK2のあらゆるサウンド・パラメーターにアサインすることができます。これがどれほどの可能性を持っているか想像してみてください。
ポリフォニック・アフタータッチは MIDI 規格で昔から策定されていたにも関わらず、今まで実装されたシンセサイザーは極めて少なく、MPE と共に近年大きな注目を集めている技術です。
Quantum MK2はキーボーディストに最高の表現力を与えるキーボードと、最先端のシンセシス・エンジンを搭載した「世界で最高の表現力を持つシンセサイザー」と言えます。
■デュアル・レイヤー
1つのサウンドプログラムを演奏する「Single モード」に加え、1つのサウンド・プログラムを同時に演奏できる「デュアル・レイヤー」モードを搭載。「Split モード」では左右で2のサウンド・プログラムを、「Layerd モード」では2つのサウンド・プログラムを重ねて演奏することができます。
■MPE 対応
Quantum MK2は世界で最先端の電子楽器コントロール技術である「MPE(MIDI Polyphonic Expression)」に対応しています。外部の MPE コントローラーを接続することで、ノートごとに X(左右)、Y(前後)、Z(圧力) の3軸を同時にコントロールし、アコースティック楽器に迫るような繊細な演奏を可能にします。
■世界中のトップ・サウンド・デザイナーが制作した3000種類以上のサウンド・プログラム
Quantum MK2には世界中のトップ・サウンド・デザイナーが制作した、3000種類以上の膨大なサウンド・プログラムが内蔵されています。20名以上ものサウンド・デザイナーによる豊富なプリセット・プログラムは、Quantum MK2のあらゆる可能性を引き出し、あらゆるジャンルをカバーし、多岐にわたるサウンドをすぐに演奏できます。プログラムの保存領域はプリセットを含む10000スロット。もちろんユーザーがオリジナル・プログラムを作成し、Quantum MK2の中であなたの名前をトップ・サウンド・デザイナーのリストに並べることも可能です。
■膨大なパラメーターへ瞬時にアクセスしてエディットできるコントローラー群とタッチスクリーン・ディスプレイ
最先端のシンセシス・エンジンを搭載した Quantum MK2には膨大なパラメーターが用意されています。音作りに必要な主要なパラメーターは、すべてコントロール・パネルにノブとエンコーダーとボタンとして配置されており、瞬時にアクセスできます。タッチスクリーン・ディスプレイの上部には各セクションへ一瞬でジャンプできる Mode ボタン、下部には主要なパラメーターをコントロールできる Selection ダイヤルとその他の機能のボタン、左右にはディスプレイに表示されている6つのパラメーターをコントロールする銀色のエンコーダーを配置。
さらに詳細なパラメーターはタッチスクリーン・ディスプレイで直感的にアクセスできます。パラメーターの数値の細かなエディットはもちろん、ウェーブテーブル波形を指でなぞってコントロール、シーケンスや Komplex モジュレーターを指で描画するといった直感的な操作が可能です。
Quantum MK2には膨大なパラメーターをすべて把握しつつ最短でアクセスできる、最先端のインターフェースを備えています。
Quantumの開発が決まった際、Waldorfのエンジニアたちはその完成までに至る長く険しい道のりを想像していませんでした。彼らの長年に渡り蓄積されてきた開発のノウハウの向こう側にQuantumがいたからです。開発は未知の領域に突入、幾多の困難の末に完成したQuantumは、ミュージシャンとサウンドが相互に影響し合い、まるで機械と人間がお互いの一部になったかのような体験ができるでしょう。
■5種類の強力で個性的なシンセサイズ・アルゴリズムを使用できる3つのオシレーター
オシレーター・セクションには3つオシレーターを搭載。それぞれに5つの異なるシンセサイズ・アルゴリズムの中から1つを設定して同時に使用できます。アルゴリズムはWaldorfの代名詞とも言えるWavetableから、次世代のシンセシスとも呼べるカーネル・シンセシス・モードまで、多様なシンセシス技術をカバーしています。
・ウェーブテーブル・ジェネレーター
Waldorf の最新ソフトウェア版ウェーブテーブル・シンセサイザー「Nave」の機能も内包するウェーブテーブル・アルゴリズム。スピーチ・シンセシスやオーディオからのウェーブテーブルの作成も可能。
・ウェーブフォーム・オシレーター
クラシック・スタイルのシンセ波形を生成するオシレーター。ノコギリ波、サイン波、三角波、矩形波(PWM可能)、ピンクノイズ、ホワイトノイズといった基本的な波形を生成します。波形を様々な形に変化させることができるワープ機能を搭載、オシレーターシンクも可能。
・パーティクル・ジェネレーター
シングル・サンプルからマルチ・サンプルまで使用可能な、オーディオ・サンプルをプレイバックするサンプラー。ノーマル・プレイバックとグラニュラー・プレイバックの2つのモードを使用できます。生楽器のサウンド・プレイバックからグラニュラーによる実験的な音作りまで幅広く使用できます。
・レゾネーター
物理モデリング・シンセシスの技術によるレゾネーター。短いインパルス・ノイズ、またはサンプルをバンドパス・フィルターバンクへ入力し、共振させる事でサウンドを生成する原理です。ベルや打楽器など、アタックの強い金属的なサウンドを生成します。
・カーネル・シンセシス・モード
クラシックな6オペレーター FM シンセシスから、革新的なオーディオレートでのウェーブテーブル・モジュレーションまで可能なカーネル・シンセシス・モード。テンプレートを選択し5つのマクロパラメーターを操作するだけで簡単にエディットが行える「テンプレート・モード」と、FM エキスパート・ユーザーのために、より多くの FM パラメーターへアクセスできる「フルエディット・モード」を使用できます。フルエディット・モードでは自分でテンプレートを作成し、作成したテンプレートをインポート/エクスポートすることも可能です。
■デュアル・アナログ・フィルターとデュアル・デジタル・マルチモード・フィルター
最先端のハイエンド・シンセサイザーに於いても、クラシックなスタイルのアナログ・フィルターは絶対に欠かすことのできない要素の一つです。Quantum MK2には2系統を同時に使用できるデュアル・アナログ・フィルターが8つ搭載されており、アナログならではのウォームでファットな質感のシンセサウンドを作成できます。いずれもローパス・フィルターでフィルター・タイプは12 dBと24 dBから選択でき、それぞれ軽いドライブが得られるサチュレーション・タイプも用意されています。そしてデュアル・アナログ・フィルターによるシンセシスを最大限に生かす、フィルターの動作が異なる8つのモードを駆使して、シングル・フィルターとは比較にならないほどの膨大なバリエーションを生み出します。
デュアル・デジタル・フィルターはQuantumオリジナルに加え、PPG、Nave、Largo といった Waldorf クラシック・フィルター・モデルから選択できます。Filter 1と2のカットオフ・フリーケンシーを相対的にコントロールする Link モードにより、デュアル・フィルターならではのユニークなサウンドの変化を得られます。
Quantum MK2はアナログ・フィルターとデジタル・フィルターを任意に使い分けて使用することができます。アナログ・フィルター・ボイスとデジタル・フィルター・ボイスを織り交ぜた16ボイス、アナログ・フィルター・ボイスのみ8ボイス、デジタル・フィルター・ボイスのみ16ボイスなどのモードを切り替えることができます。
■Waldorf スタイルのデジタル・フィルターや歪みによる豊かな倍音が得られるデジタル・フォーマー
デジタル・フォーマーはアナログ・フィルターだけでは補えない、更なるスタイルのシンセサイズを可能にするデジタル・セクションです。Waldorfのクラシック・モデルであるPPGスタイル、最新のソフトウェア・シンセサイザーであるNaveとLargoスタイルのフィルターを選択して使用できます。
チューブやダイオードなどをシミュレートした、歪みによる豊かな倍音が得られるドライブ・タイプはアナログ・フィルターとの相性が抜群。デジタル・オシレーターをドライブさせた倍音豊かなサウンドをアナログ・フィルターで削り出すという、近年のシンセサイザーに多く見られる現代的なシンセサイズも可能です。
■最大5系統同時使用可能なデジタル・エフェクト
サウンドに更なる彩りを与えるエフェクトは、Phaser、Chorus、Flanger、Delay、Reverb、そしてサウンドの仕上げに利用できる EQ、Drive、Compressor を搭載。最高品質のエフェクトを最大5系統同時に使用できます。エフェクト・ルーティングはシリアル接続から最大3経路のパラレル接続まで、柔軟に配置することができます。
■モジュラー・シンセサイザーに迫る柔軟な音作りが可能なモジュレーション・マトリクス
エンベロープ、LFO、コントローラーなどのコントロール・ソースで、多くのパラメーターをモジュレーションできるモジュレーション・マトリックスはモジュラー・シンセサイザーに迫る柔軟な音作りを可能にします。Quantum は 31 種類のソースで 100 種類以上ものパラメーターをモジュレーションする事ができます。モジュレーション・スロットの数は同クラスの他のシンセサイザーを遥かに上回る 40 スロット。モジュラー・シンセサイザーに置き換えると最大でパッチケーブル 40 本分もの複雑で膨大なモジュレーションが可能です。
【Quantum(MK1)からの変更点】
■Quantum OS 3.0を標準搭載
Quantumの発売以来、ミュージシャンからのリクエストに応えて進化し続きてきたQuantum OSは、ついにバージョン3.0へ。「Waldorfシンセシス・プラットフォーム」を構築し、常に最先端のシンセシスを提供します。(Quantum OS 3.0をインストールした従来のQuantumでも使用可能です。)
■ポリフォニック・アフタータッチに対応したFatar TP8/SK 61鍵キーボードを搭載
「世界中で最高のシンセサイザー・キーボード」と名高いFatar TP8/SK 61鍵キーボードを搭載。ポリフォニック・アフタータッチに対応しており、演奏している「ノートごと」のアフタータッチを感知してサウンドに変化を加えることができます。演奏中のすべてのノートに一律なサウンドの変化を加える、一般的なチャンネル(モノフォニック)アフタータッチに比べ、演奏表現力が飛躍的に向上しました。
■最大同時発音数16音、デジタル、アナログ・フィルター・ボイス
ハイブリッド設計のQuantum MK2はデジタル・フィルターと8つのデュアル・アナログ・フィルターを搭載しています。最大16ボイス・デジタル、または任意の組み合わせで演奏することが可能です。
■拡張されたサンプリング・ストレージ
内蔵のサンプリング・ストレージの容量が59GBまで大幅に拡張されました。これにより大容量のサンプルを使用するシネマティック・サウンドも本体内に多数保存できます。世界中のサウンドデザイナー、ミュージシャン、映画音楽の作曲家まで、高度なサンプリング機能を持つシンセサイザーとして活躍のシーンを広げます。
■デザインとディスプレイ
ミュージシャンにインスピレーションを与えるQuantumの美しい筐体デザインはそのままに、カラーリングは上品なネイビー・ブルーに。パネルには新しくなったWaldorfロゴがあしらわれています。
高解像度ディスプレイは取り付け方法が改善され、より広い視野角とQuantumシンセシス・エンジンの直感的なコントロールを提供します。
スペック
■サンプリング機能
ティンバーごとに3基備わるオシレーターそれぞれにおいて、サンプルを以下の3つのモードのいずれかで使用することができます:
・ステレオ・マルチサンプラー(ループ再生、リバース再生機能付き)
・豊富なパラメーター・セットを備えるグラニュラー・サンプラー
・エキサイターとしてサンプラーを用いるResonatorモデル
・キーとベロシティマップ、ラウンドロビン、ランダムなどの選択ルール、個々のピッチ、ゲイン、パン設定を使ってサンプルを整理することが可能
・59GBの内蔵フラッシュ・メモリーに、Quantumのファクトリー・サンプル用に特別に作られた2GBのサンプルを収録
・新たなサンプルは、外部からのステレオ・オーディオ入力、もしくは Quantum 自身のサウンドを内部録音することで作成できます。
・また、SDカードやUSBドライブを介して、WAVファイル形式(サンプルレート44.1kHz)のサンプルを内蔵のフラッシュメモリにインポートすることも可能です。
・Quantumは、クラシック・シンセから実在しない未知のサウンドに至るまで、サンプルベースの音作りの場でも大いに力を発揮します。
・サンプルは、キーやベロシティを使ったマッピング、選択ルールの設定、個々のピッチ、ゲイン、ステレオ幅といった調整が可能で、約2GBの内蔵フラッシュメモリ(内、Quantum のファクトリー・サンプルとして作成された1GB超の容量をあらかじめ収納)に保存されます。新たなサンプルは、外部からのステレオ・オーディオ入力、もしくは Quantum 自身のサウンドを内部録音することで作成できます。また、SDカードを介して、WAVファイル形式(サンプルレート44.1kHz)のサンプルを内蔵のフラッシュメモリにインポートすることも可能です。
・Quantum は、クラシック・シンセから実在しない未知のサウンドに至るまで、サンプルベースの音創りの場でも大いに力を発揮します。
・ただし Quantum におけるサンプルの使用方法はシンセサイザーとしての文脈内にあるもので、従来のサンプリング機能付きの楽器やサードパーティー製ライブラリーのように、単純なサンプル・プレイバック・キーボードとして機能するものではありません。
■アルペジエーター・パラメーター
・アップ、ダウン、ランダム等、7種類から選択可能なアルゴリズム
・オクターブレンジ(最大4オクターブ)
・7種類のソート・オーダー
・3種類のベロシティー・モード
・ゲート・レングス
・スウィング
・BPM
・ビート・ディヴィジョン
・リズミック・パターン
・リセット・モード
・キーボード・ラッチ(コーダルもしくはノンコーダル)
・ステップ・シーケンサーで、トランスポーズやスケール・クオンタイズ等、さらに細かな設定が行えます。
■接続
・2つのステレオ・オーディオ出力(メインとAUX)
・ステレオ・オーディオ入力(サンプルのレコーディングとリアルタイム入力)
・高品位 24bit A/D、D/A コンバーター
・ヘッドフォン出力
・サステイン・ペダル入力
・CV入力(0-5V)も可能なコントロール・ペダル入力
・MIDIコントローラーやUSBドライブを接続し、サンプル/プリセットの交換やソフトウェアのアップデートが可能なUSBホスト・タイプA端子
・コンピュータやiOSデバイスなどのMIDI USBホストと接続するためのUSBデバイス・タイプB端子
・サンプルやプリセットのインポート/エクスポート、ソフトウェア・アップデートに使用するSDカード用スロット
・DIN MIDI IN、OUT、THRU端子
・内蔵電源ユニット
■外形寸法
幅 : 1006mm
奥行き : 401mm
高さ : 131mm
(ノブを含む)
■重量
17.8Kg
■付属品
ACケーブル、日本語マニュアル
※その他仕様に関する詳細はメーカーサイトをご確認ください。