各A/BステレオチャンネルにはL/R独立のミニジャックが用意されていますが、モノラル信号を入力したい場合はL側だけに入力すれば、信号はRチャンネルにも自動で分配され、両方のチャンネルにディストリビュートされます。また、チャンネルBの LEFT INに入力が無い場合にはAチャンネルがBチャンネルに送られます。パッチケーブルが挿入されているかいないかで信号分配を変更できる為、たいへんに便利です。
■CONTROL A IN LEFT A IN は RIGHT A IN にノーマライズされます。つまり、両チャンネルを接続しない限り、左チャンネル A は右チャンネル A にコピーされ、チャンネル A 出力はデュアルモノ信号となります。
A LEVEL (INDICATION) A(Ahoj)ノブでチャンネル A の左右インプットのレベ ルを設定します。 Ahojラベルの緑色のライトは信号の存在を示し、赤色のライトはラインレベルオーディオの標準である1ボルト以上の信号を送っていることを示します(ただし、この時点ではまだCiao! モジュール内部でクリップしているわけではありません)。これは、インプット・レベル・コントロールで減衰させないと、シグナル・チェイン以降のライン・レベルのデバイスがクリップする可能性があるという警告を示しています。
A BAL OUTS 専用レベルノブで信号が減衰された後、左右のチャンネル Aシグナルはバランス出力 A BAL OUTS に送られます。最もノイズのないクリーンな信号を得るには、バランス6.3mm(1/4インチ)TRSケーブルで送出側の機器とバランス接続してください。A BAL OUTSはアンバランスのTSケーブルにも対応していますので、TS/TRSのどちらでもご利用いただけます。 注意:ステレオ入力にA BAL OUTSを絶対に接続しないでください(逆位相になります)。
B INPUTS チャンネル LEFT B IN は RIGHT B IN にノーマライズされます。つまり、両方のチャンネルを接続しない限り、 左チャンネル B は右チャンネル B にコピーされ、チャンネル B 出力はデュアルモノ信号となります。 同時に、チャンネル LEFT A IN も LEFT B IN にノーマライズされ、チャンネル LEFT B IN に何も接続しない場合、左チャンネル A の信号が左チャンネル B の入力にコピーされます。
注意:デフォルトのLEFT B INからRIGHT B INへのノーマライゼーションの代わりに、モジュール背面のジャンパーを使用してRIGHT A INをノーマライゼーション・ソースとして選択することができます。後記するパッチ例をご参照ください。
B LEVEL B(Bye)ノブでチャンネル A の左右インプットのレベ ルを設定します。 Byeラベルの緑色のライトは信号の存在を示し、赤色のライトはラインレベルオーディオの標準である1ボルト以上の信号を送っていることを示します(ただし、この時点ではまだCiao! モジュール内部でクリップしているわけではありません)。これは、インプット・レベル・コントロールで減衰させないと、シグナル・チェイン以降のライン・レベルのデバイスがクリップする可能性があるという警告を示しています。
B OUTPUT レベルノブで減衰された後、左右のチャンネル B シグナルは B ST OUT に送られます。この出力は3.5mm(1/8インチ)TRSステレオケーブル用に設計されています。ヘッドホンでも使用できます。
MIX B→A SWITCH このスイッチが上のポジションの場合、LEFT B IN は LEFT A IN に、RIGHT B IN は RIGHT A IN にミックスされます。ステレオミキシングを行いたい場合や、ヘッドホンでチャンネルB をプリリスニングしたい場合(MIX スイッチを下のポジション)になど利用できます。
NORMALIZATION JUMPER デフォルトでは、LEFT B IN は RIGHT B IN にノーマライズされています。しかし、場合によっては、RIGHT A IN を RIGHT B IN にノーマライズした方が便利な場合もあるでしょう。そのような機能が必要な場合は、ジャンパーを交互の位置に移動し、ジャンパーヘッダの中央と下のピンを接続します。