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あの60sサウンドがアップグレードして甦る。
ジミヘンやSRVも愛した真のバイブ感...アナログビンテージトーンを極めたコンパクトペダル。
■真のバイブ感
歌うように温かくザラッとした質感、モジュレーションへの不規則な泡立ち、うめき、そしてピッキングに対するダイナミックなレスポンス。これらはすべて、真のバイブ体験の特徴です。どのコーラスよりも厚くて骨太で、どのフェイザーよりも繊細な表現をもたらすバイブペダル。これをドライブさせたアンプにつなぐだけで、特別なモジョのようにあなたを解放し演奏に引き込みます。大型で高価な完全アナログのブティックペダルでしか得られない、あの捉えどころのないサウンドを探す旅はもう終わりました。シンプルかつパワフルなコントロールを搭載し、比類のないビンテージバイブトーンを引き出すUltraVioletは、多彩で魅力的なサウンドをすぐに手に入れられる、あなたが探し求めていた真のバイブペダルなのです。
■プレミアムなハードウェア
超低ノイズのディスクリートアナログJFET入力回路が、演奏に優れたレスポンスを提供し、モノからモノ、モノからステレオ、またはステレオからステレオI/Oへ、リアパネルのスイッチで切り替えられます。さらに、ARM DSPチップ搭載により、より少ない消費電力で、繊細なサウンドニュアンスまで正確に再現する高い処理能力を可能にしました。
【製品コンセプト】
■ワンランク上のビンテージ
UltraVioletのシンプルに見えてもレスポンシブなコントロールは、従来のバイブペダルよりも幅広いサウンドを提供します。お馴染みのChorus (50% ウェット) 、Vibrato (100% ウェット) に加え、より繊細で多彩な調整が可能な新しいBlend(30% ウェット)も備え、あなたに新たなインスピレーションを与えてくれます。
さらに、Biasスイッチを使用すると、3つの異なるスイープシェイプとトーンの強調効果が得られ、膨大なサウンドのバリエーションを生み出します。スロースピードでは、インテンシティの範囲が従来のバイブ回路範囲を超えて、さらに温かみのあるうねるサウンド領域に広がります。
UltraVioletは、クラシックなバイブトーンからそれを超えた領域にあなたを導いてくれます。
■まったく新しいアルゴリズム
UltraVioletの新しいバイブアルゴリズムでは、古典的なオプティカルバイブ回路のすべての要素 (およびそれらに相互で関係依存する要素)が、ダイナミックな演奏レスポンスを再現できるように、隅々まで緻密に設計されています。
バイアス、スピード、ランプのパルス(点灯、消灯の変化)によるLFO波形への影響、スタッガード位相フィルターの中心周波数を決めるCdS素子のレスポンス、それらに至るまでシステム全体を再現し、バイブペダルとして最高のサウンドを生み出せるよう徹底的なチューニングがほどこされています。
■ステレオMIDIリグ対応
デュアルモノラル仕様のTRSステレオ入出力は、信号チェーンのステレオイメージに影響を与えることなく、ペダルチェーンの好きな場所にUltraVioletを配置できます。
300プリセットロケーションを備えたフルMIDI対応仕様により、UltraVioletをMIDIリグに入れることができます。
TRS MIDIに加えてUSB-Cポートも備え、コンピューターからのMIDI経由によるペダルコントロールや、ファームウェアのアップデートの実行も可能です。
内臓タップテンポ機能やMIDIを使用しないハンズフリーコントロールには、エクスプレッションペダルを接続して任意ノブでの(組み合わせ可能)コントロールもできます。(デフォルトでは、エクスプレッションペダルはスピードを制御します。)
ハイインピーダンス、超低ノイズのディスクリートクラスA JFET ステレオ入力プリアンプ搭載で、優れたタッチ感度、ダイナミクス、フィーリングが得られます。UltraVioletはこれらの仕様を凝縮したコンパクトなフォームファクターでありながら堅牢性とエレガントなルックスも兼ね備えています。
【サウンドデザイン】
■Selectable Bias
・バイブのバリエーション
ビンテージ・バイブペダルの1つの特徴は、各ユニットの鳴り方やサウンドが異なることです。同じ年に製造された2つの同モデルであっても、それぞれサウンドが異なる可能性があり、1台のペダルでも毎年まったく同じサウンドを奏でてくれるとは限りません。ビンテージ回路の変動の一部は、内部バイアストリムポットの設定におけるドリフトに起因すると考えられます。これによってペダルのサウンドの特性に大きく影響を及ぼし、ゆらぎのシェイプやタイミング、周波数に影響を与えます。
重要なのは、これらのバリエーションによって、非常に素晴らしいサウンドになり得るということです。そこで、UltraVioletでも最高のバイブトーンが得られる範囲を確実にカバーするために、バイアススイッチを搭載しました。内部では、このスイッチはバイアスレベルを変更するだけでなく、選択したバイアスに合わせてLFOの波形を最適化して、可能な限り最も刺激的なバイブエクスペリエンスを生み出せるように設計しました。
Low 設定では、パルス状のトレモロエフェクトが生成されます(特にBlendモード)。Mid設定では、クラシックバイブエフェクトとして最も人気のあるバランスの取れたキャラクターを生成し、High設定では、ワイドな周波数スイープを備えたより滑らかなシェイプを生み、ピンク・フロイドの「Breathe/ブレス」を思い出させるようなサウンドをもたらします。
■Blend Mode
・ミックスシグナル
UltraVioletのモードスイッチは、ウェット信号とドライ信号の異なるミックス比を決定します。Chorusモードでは50/50ミックスで、最も深くねばりながら吹き出すバイブトーンを実現します。Intensityをミッドポイントからマックスに、Speedを中間に設定すると定番のクラシックなバイブトーンが再現できます。
Vivratoモードでは100%ウェットが設定され、レスポンスの良い周波数依存のフェーズビブラートトーンを再現し、さまざまな音楽に幅広く使えます。リードギターへの繊細な色付けだけでなく、サイケデリックな飛び道具として極端に振り切ったサウンドにすることも可能です。Vibratoモードでは、安定したピッチでドラマチックな起伏を与えるLow Bias、歌うような揺れにはMid Bias、より柔らかいシェイプのピッチビブラートにはHigh Biasが最適です。
Blendモードはドライ信号が主体のモード (ドライ 70%、ウェット 30%) で、より繊細でありながら非常に魅力的なインスピレーションを与えてくれるエフェクトです。BlendモードでLow Biasにセットし、スピードは中程度にすると、シャープなフェーズトレモロエフェクトが得られます。または、High Biasでスピードを速めに、Intensityを低めにすると、ロータリースピーカースタイルのユニークなエフェクトへ誘います。
■LFO Waveforms
・重要なLFOシェープ
従来のアナログバイブ回路では、LFOが定期的に変化する電圧を内部ランプへ送り、その明るさによってCdS素子の抵抗値が変わり、フェーズフィルターの中心周波数を設定していました。LFOの振幅=Intensityがゼロに設定されているとき、バイアス設定はランプの明るさで決まります。つまり小刻みに動く LFO でバイアスの中心点が決まってしまうのです。
また、システム中に大変多くの変数が存在します。たとえば、LFO が完全な対称波形を生成したとしても、ランプの立ち上がり時間と消え入る時間は異なる場合があります。さらに、電球は即座にオンまたはオフにはなりません。早いスピード設定ではその点灯遅延がより顕著になり、その遅延がIntensity回路に影響します。こうしたすべての相互依存関係も緻密に考慮し、UltraVioletの完成度を高める妥協のない開発に生かされています。
Mid Bias設定では、LFOの波形は正弦波のようになりますが、ランプの立ち上がり時間と消え入る時間の動作特性によって、人気のバイブサウンドの核とも言える不均衡な揺れのあるうねりが発生します。High Bias設定では、LFOのシェイプがスムーズでより対称的になるように調整され、ChorusモードやBlendモードで高い周波数がスイープされて、よりフェイザーライクなサウンド領域になります。Low Bias設定では、LFO波形はより角ばったものになり (ただしランプラグによって多少滑らかになります)低い周波数をスイープするため、ChorusモードやBlendモードでフェーズトレモロエフェクトになり、Vibratoモードではドラマティックな起伏のある、より安定したピッチを生成します。
■Color Boost
・パワーアップせよ
UltraVioletのボリュームノブは、エフェクト時の迫力をサポートする最大+4dB出力信号ブーストを提供してくれます。ChorusモードまたはBlendモードでIntensityノブをゼロに回すと、UltraVioletをフェーズEQとして使えます。その設定で、Low Biasではより明るい出力が、High Biasではより暗い出力が得られます。また、高いIntensity設定ではフィルターノッチが動く状態になり、バイアスによる暗いトーンや明るいトーンの変化は止まります。この状態でもボリュームブーストは動作します。
オールウェット出力信号のVibratoモードでも、Intensityゼロの状態で色づけなしの信号ブーストが得られます。
■Intensity
・カスタマイズ
クラシックなアナログバイブ回路の「癖」は、スピード設定を速くするとLFOの振幅を増す傾向があることです。我々は低速でも深い振幅が得られるようにしたいと考え、低速時のIntensityコントロールレンジを拡張し、オリジナルを超えた広大な音のテクスチャのパレットの実現に成功しました。
【主な特長】
■MIDI
UltraVioletはMIDIフル対応でお気に入りのプリセットを300まで保存できます。本体のEXP/MIDIジャックまたはUSB-C接続を介して、コントローラーまたはDAWからのMIDIコマンドを受け、ほぼすべてのスイッチ、ノブ、および設定をリモート制御することができます。
リモートでペダルをバイパスまたはオンにしたり、DAWでスピードやその他のノブ調整を自動化したり、セットリストの各曲に固有のプリセットを呼び出したりするなど、MIDIの可能性は無限です。
■トゥルー/バッファードバイパス
UltraVioletは、100% ピュアな入力されたままの信号を維持する機械式リレー・スイッチによるトゥルー・バイパス(デフォルト設定)と、長いケーブルを使用しても高域の劣化がないプレミアム・クォリティーのバッファード・バイパスのいずれかを選択できます。
■JFET入力
妥協のないダイナミクスとフィーリング。優れたタッチ感覚と応答性…。UltraVioletは、ハイ・インピーダンスの超低ノイズ・ディスクリート・クラスA仕様のJFETプリアンプ入力により、そのサウンドと同等の優れたプレイ・フィーリングを実現しました。
■ステレオ入出力
UltraVioletは、一般的なモノラル・エフェクターのように見えますが、信号ルーティングやペダルの配置にも妥協は一切ありません。ステレオリグに挿入できるI/Oを備えています。
TRS入出力ジャックにより、UltraVioletはコンパクトなフォーム・ファクターを保ちながら、デュアル信号処理のオプションをご利用いただけます。リアパネルの入力スイッチにより、モノラル入力 → モノラル出力、モノラル入力 → ステレオ出力、またはステレオ入力 → ステレオ出力のいずれかを選択してオーディオ・ルーティングを決定できます。(ステレオ入出力には、各ジャックに TRSケーブルが必要です)
■パワフルなARMプロセッサー搭載
スマートフォンやコンピューターの技術進化により、我々のペダルは以前よりも少ない消費電力で、より多くのプロセッシングを同時に実行できるようになりました。つまり、ペダルボードの消費電力を抑えつつ、あらゆる音のニュアンスを再現できる処理能力を獲得したのです。
【コントロール】
■MODE
3ポジションスイッチでウェット信号とドライ信号のミックスを選択します。
chorus:ドライ信号とウェット信号が50/50でミックスされており、最大限の深みとクラシックな「バイブ」エフェクトが得られます。
blend:ドライ信号とウェット信号が70/30でミックスされており、深みを減らし、マイルドな効果が得られます。
vibrato:ウェット信号のみで、クラシックな周波数依存型の位相ビブラートエフェクトが得られます。
■SPEED
LFO スイープレートを調整します。
■INTENSITY
LFO スイープの振幅を調整します。最小ではLFO振幅がゼロになりますが、BIAS設定によって決定される静的効果が生まれます。
■BIAS
3wayトグルスイッチは、さまざまなバイブ効果を引き出すLFOの中心点を設定します。
low:低い周波数を中心にスイープして、パルス的なバイブ効果が生まれます。
mid:バランスの取れたバイブ効果を得るためにスイープは最適化されています。
high:高周波を中心にスイープして広範囲のバイブ効果を実現します。
■VOLUME
ペダルの出力レベルを最大4dBブーストまで制御します。
■FOOTSWITCH
エフェクトのオン/オフを実行します。エフェクトオンでLEDがレッドに点灯します。
■IN
ハイ・インピーダンス、超低ノイズ、ディスクリート・クラス A JFET プリアンプ(ステレオ)入力です。ステレオ入力信号にはTRSアダプターケーブルが必要です。
■OUT
ロー・インピーダンス・ステレオTRS出力です。モノラル出力にはTS、ステレオ出力にはTRSを使用します。
■EXP/MIDI
本機の機能を外部から制御するための多機能通信ジャックです。ペダルのノブを連続的に制御するには、TRSエクスプレッション・ペダルを使用します(デフォルト設定)。
Expression Pedal、Favorite、Tap、MIDI Mode の4つのモードのいずれかで動作するように選択&設定できます。詳細については、ユーザーマニュアルを参照してください。
Strymon Conduit、MultiSwitch Plus、MiniSwitch などの MIDI 通信またはアクセサリの設定の詳細については、ユーザーマニュアルを参照してください。
■I/O MODE SELECTOR
オーディオ入力セレクター
mono:モノ入力、モノ出力
mono → stereo:モノ入力、ステレオ出力
stereo:ステレオ入力、ステレオ出力
ノート:ステレオ信号の接続には、TRSアダプターまたはケーブルが必要です。
■USB-C
MIDI経由での制御、およびファームウェアのアップデートを実行するためのコンピューター接続ポートです。
■9VDC
9VDC、センターマイナス、最小250mA定格のアダプターを使用してください。
スペック
■インプット、アウトプット、スイッチ
入力インピーダンス:1 Meg Ohm
出力インピーダンス:100 Ohm
最大入力レベル:+10 dBu
■DSP、オーディオ
24bit/96kHz A/D & D/A
S/N:116 dB typical
ARM スーパー・スカラー・プロセッサー採用
32bit 浮遊演算方式
■その他
バイパス:トゥルーバイパス(リレースイッチング)
入力電圧:9VDC センターマイナス、250mA
サイズ:43mm(幅)×114mm(縦)×56mm(高)※突起部含む
軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用
Designed and built in the USA