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Catalinbreadにとって最初の“アンプ・イン・ア・ボックス”ペダルの1つであるWIIOは、ライブアルバムの最高峰とも評される“Live at Leeds”に収録されているトーンをイメージしたものでした。
1970年のバレンタインデーに録音されたこのライブでは、Dave Reevesが制作したカスタムアンプに改造されたトーン回路を備えたCP103アンプが使用されました。
このサウンドのシミュレーションがWIIOです。新しく生まれ変わったWIIOは、当時のトーンにさらに近づけることができます。
CP103をはじめとするハイワットアンプはペダルでブーストしたとき、またはフルテンにしたときにのみ歪むという特徴があり、WIIOも同様に応答する幅広いゲインコントロールを備えました。その結果、“クリーンでなくなるまで”クリーンなトーンを保ちます。
バクサンドールスタイルの2バンドEQは強力で、オリジナルアンプのトーンスタックと同様に機能し、調和の取れたコントロールが可能です。
また、“Live at Leeds”ではヴォーカルとギターがミキサーのAUXパスに接続されたテープエコーを通じてフィードされています。そのサウンドを再現するため、新しいWIIOではメイン回路の後にテープエコープリアンプをミックスできるようにしました。これにより、ファットでラウドなトーンが可能となります。
■コントロール
・MASTER:音量を調整します。
・BASS/TREBLE:これらのコントロールはVOXアンプのトーンスタックのように構成されています。最小にすると音量にも影響します。どちらの帯域もインタラクティブで、トーンを減算ではなく追加します。クリーンに依存するアンプでは重要な要素で、一般的な3バンドEQよりも強力に音色をコントロールできます。
・POST:テープエコープリアンプをブレンドするポストボリュームコントロールです。プリアンプをブレンドすると中低域にわずかなパンチのある豊かなトーンとなります。最小にするとテープエコープリアンプが回路から切り離されます。
・GAIN:多くのエフェクターのゲインコントロールとは異なり、このノブの大部分では歪まず、ノブの時計回り最大付近では歪みが加わります。“歪みエフェクター”としては少し不自然な動作ですが、ハイワットアンプの動作に近い操作が可能です。“Live at Leeds”のCP103はプリアンプチューブの代わりに追加のインプットが入っているため、一般的なハイワット回路よりも複雑に歪みます。GAINとMASTERコントロールの組み合わせをいろいろ試して、お好みの音色を見つけてみてください。
スペック
■種類:オーバードライブ
アダプター:9Vセンターマイナス
電池駆動:-
コントロール:GAIN、MASTER、TREBLE、BASS、POST
■電源
WIIOはスタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動します。電池はお使いになれません。