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かつて、ギタリストにとってもっとも刺激的なことといえば、アンプのゲインを上げることでした。アンプのゲインが足りない時、トレブルブースターがそのアンプをプッシュしました。
トレブルブースターを使い、伝説となるトーンを築き上げた2人のギタリストに注目してみます。ブライアン・メイ(Vox AC30+トレブルブースター)とトニー・アイオミ(Laney Super Group+トレブルブースター)です。2人のサウンドは全く違うものですが、音作りの手法はほとんど同じです。両者とも、アンプのゲインを上げ、さらにトレブルブースターを常時ONにしています。そして音色の調整は、ギターのVolumeとToneのみで行っていたのです。
Catalinbreadでは、この美しくシンプルな構成を1つのペダルにまとめたペダルの開発をはじめました。“Amp-in-a-box”と、最適に調整を施したトレブルブースター回路をまとめるのです。使いこなせば最高の音色であるにもかかわらず、その扱いの難しさから敬遠されることもあるトレブルブースターも、こうすることで、そのバランスに気を使うことなく、音量が上がりすぎることもなく、常に最高のトーンが得られるようになります。ペダルを接続し、ただ弾くだけで“あの音”が甦ります。そうして生まれたのが、Catalinbreaf GalileoとSabra Cadabraなのです。
現代のロックシーンに最も影響を与えたバンドと言えば、必ずThe Beatlesの名前が上がりますが、おそらくBlack Sabbathほど、多くの“真似”をされたバンドはありません。そのリフは数十年経っても色褪せることがなく、全く新しいジャンルを形作ったとすら言われます。そして、そのバンドのリフを作り続けたのが、トニー・アイオミです。
その秘訣の1つは、長年にわたりリフを作り続け、弾き続けたことであり、もう1つはそのサウンドを変えなかったことです。トニー・アイオミはいつもLaneyのアンプにトレブルブースターをかけていました。
Laney Super Groupアンプにトレブルブースターを接続して弾いたことがありますか?そんな貴重な経験を持つプレイヤーは世界中探してもほとんど居ないことでしょう。また、もし仮にそんなチャンスが巡って来たとしても、トニー・アイオミのような、大ステージで爆音のプレイはそうそう出来るものではありません。
Sabra Cadabraをクリーンアンプにつなぐだけで、クリーンから極上のフルドライブまでの驚異的なダイナミックレンジと巨大なステージで感じられるあの立体的でジューシーなフィーリング、至高のハーモニクスが即座に手に入ります。
Sabra Cadabraは18Vでの駆動も可能です。高電圧駆動とすることで、ヘッドルームを広げ、アタックをシャープにします。逆に、電圧を下げることでソフトなトーンを作ることもできます。残量の少ない電池や、電圧を下げることのできるパワーサプライなどでお試しいただけます。あまり電圧を下げ過ぎると音が出なくなりますので注意してください。
Sabra Cadabraはオレゴン州ポートランドで制作されています。トゥルーバイパススイッチングで、スタンダードなセンターマイナス9〜18Vのアダプタ、または9V電池で駆動します。