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Vintage Telefunken ELAM 251E Microphone Replica
ビンテージTelefunken ELA M 251Eを細部にわたって完璧に再現した真空管マイク。
ELA M 251Eは、歴史的なビンテージ真空管マイクロフォンの最高傑作であり、多くの人がこれまでに製造されたマイクロフォンの中で最も美しいサウンドを持っていると考えています。
Golden Age ProjectのBo Meldin氏は、3年以上の研究の結果、この最も美しい音色を持つビンテージ真空管マイクロフォンの銘機 ”Telefunken ELA M 251E” を完璧に再現する事に成功しました。このGA ELA M251Eの音質とキャラクターは、最初期のビンテージELA M251Eに限りなく近く、細かいニュアンスまで完全に再現されています。
温かく繊細なサウンド、感動的なトップエンドのパフォーマンス。このゴージャスなビンテージ真空管マイクの音質を、現代のレコーディング環境に新品のユニットとして導入できる事は何よりも嬉しい事です。それも驚くような金額で。
■the Premier line の製品について
"the Premier line"の製品は、徹底したこだわりと精度をもって、歴史的なビンテージ機器の復刻を行っています。細部にわたり丁寧にデザインされ、一切の妥協なしに最上級のパーツで組みあげられるプレミアラインの製品は、最もハイエンドなスタジオやエンジニアに向けたものです。そのレプリカの精度は構造やデザインの細部にもわたり、音質の完全な一致をストイックに追求したものであり、高価なビンテージ機のパーフェクトな代替となるべき品質を誇ります。
■The Capsule
このマイクロフォンの設計には、3年以上にわたる比較、修正、改良が欠かせませんでした。徹底したリバースエンジニアリングを行い、歴史上最も重要な真空管マイクロフォンの1つであるELAM 251Eの再現が達成されました。GA ELA M 251Eに使われているK251型カプセルは、ビンテージマイクロホンに実際に実装されていたCEK12型をGolden Age Premierの高精度なレベルで再現したものです。
ビンテージTelefunken ELA M 251Eの最初の製造年に搭載されたCK12カプセルと同じ周波数特性カーブと感度を完璧に再現する事ができました。異なるカプセル間の公差は+/-0.5dBであり、1つのカプセルの前後間の公差は±0.2dBです。
私たちは、ELA Mの最初の製造年のビンテージマイクロホンのCEK12カプセルを徹底的に分析し、応答特性、感度、指向性などの細かなパラメータを解析し、それらを精密に再現しました。
本機に搭載されたK251型カプセルは、貴重なビンテージELA M 251Eのパフォーマンスと比較され、認識されるサウンドキャラクターが初期のビンテージELA Mマイクロフォンに完全に同じになるまで、多くの試聴セッションと調整/微調整が行われました。
■The Details Matter
どんな小さな部品でも、細部にわたってこだわって設計されるプレミアム品質を貫きました。それは極性パターンスイッチの機構や絶縁樹脂の基板にまで至ります。
極めて複雑な機械構造を持ち、手作業でしか組み立てられない極性パターンスイッチのメカニズムをも忠実に再現しました。複雑で作りにくいプラスチック金型を何セットもデザインして、オリジナルと全く同じポーラーパターンスイッチメカニズムを正しい操作感で復元することにこだわりました。
また、内部のポイント・トゥ・ポイントのハンダ付けのための絶縁樹脂基板を再現し、そのための金型から新たに製造しました。これらの努力の結果、アンプ回路は外的要因による損失を限りなくゼロに近づけ、理論上のピークレベルの性能を完全に発揮できるようになりました。このことが、最も気品あるフルボディの極めて音楽的な音質と、低音から高音域に至るまで洗練され、コントロールされた繊細な音質へとつながっているのです。
■True To The Original
本機のリメイクデザインは、実際にオリジナルのELAM251Eに使用することができ、電源仕様、ケーブル配線などを含め、すべてが完全に互換性があります。
オリジナルのELA M 251Eに驚くほど近いサウンド・パフォーマンスをもたらすために、私たちはベストなコンポーネントを選りすぐり使用しています。最も高いレベルでの信号完全性の為に内部接続ポイントはすべてテフロン銀メッキ配線になっています。
■E LAM 251E History
ELA M 251は、Telefunkenの依頼でAKGが設計・製造したもので、AKGの有名なCK12カプセルをベースにした3パターンの真空管マイクです。
当時、テレフンケンはマイクロホンを製造しておらず、NeumannとAKGマイクロホンの販売代理店、およびブランド名として機能していました。特に初期のU47は、Neumannが設計・製造したにもかかわらず、Telefunkenのブランドで販売されていました。ノイマンが自社名で製品を販売するようになると、テレフンケンは自社製品にラージダイアフラム・コンデンサーがなくなり、AKGに開発を依頼したと言われています。
ELA M 250 / 251は、真空管6072aを使用した「ELA M 250E / 251E」と、真空管AC-701を使用した「ELA M 250 / 251」の2種類が発売され、「ELA M 250 / 251」はAKGが開発したものです。ドイツとオーストリアの国営放送の規格要求を満たすために作られたのです。この2つのマイクロホンは、現代のレコーディング業界において伝説的な存在となっていますが、その伝説的な地位を獲得するまでの道のりは決して平坦なものでは無かったのです。
TELEFUNKEN ELA M 250 / 251は、AKG Acoustics GmbH C-12と同じ、エッジターミネーション型のデュアルバックプレートカプセルである”CK-12”を搭載しています。アンプはC-12と同じ回路で、GE6072真空管とHaufe 14:1比率の出力トランスが採用されました。前述したように、このマイクロホンが作られた当時のドイツやオーストリアの放送局の技術仕様に対応するため、テレフンケンAC-701真空管を搭載したシステムも同時設計されました。C-12では電源に接続された外付けのスイッチングデバイスでパターン選択を実現していましたが、ELA M 250 / 251ではその追加を排除し最小限に抑えたシステムとなっていました。
ELA M 250 / 251シリーズのアンプは、プラスチックモールドの筐体に収められています。カプセルは、アンプ筐体の外側を走る2本の金属製支柱で固定されています。このシステムを導入することで重要な部品を数秒で交換し、セッションを継続しながら、どちらかのシステム要素をテクニカルショップに送り、「部品レベルの修理」を依頼することができるようになったのです。この便利さは、大物ミュージシャンのライブ放送を行うような当時の放送局にプラスになりました。しかし、このマイクロホンに使われているプラスチックビットによって、TELEFUNKEN GmbHのマイクの価格はNeumann社やAKG Acoustics社の製品よりも明らかに高価になり、TELEFUNKEN社が望むような成功はなかなか叶わなかったようです。
ELA Mは、1960年から1965年にかけて3700台弱が製造され、その後、テレフンケン社はこのマイクロホンの販売を中止したと考えられています。現代において、ELA M 250 / 251 [E/non E] マイクロホンは市場では、数万ドルの値がつくほどの希少価値のある宝石となっています。
スペック
■音響動作方式:プレッシャー・グラジエント・トランスデューサー
■カプセル:K251D
■チューブタイプ:EH6072A
■ポーラーパターン:カーディオイド&フィギュア8&オムニ
■周波数応答範囲:20Hz-20kHz
■感度:-34.5dBV
■出力インピーダンス:200Ω
■最大SPL:136dB
■全高調波歪率:0.3%未満
■ノイズフロア:-83dBV, A-weighted
■電源:付属専用電源
■直径:52mm
■長さ:220mm
■重量:0.58 kg
*チューブ、カプセル、不適切な分解による損傷は保証対象外です。