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QUADRIVEはクルーズ/ディスクリート・プリアンプ・シリーズやG.O.Dにも使用されており、ハイエンド・オーディオ等にも使用されるオペアンプを4ヶ使用。
スルーレート、情報処理が早く、ギターのピッキングや倍音をスポイルせず、楽器的な音色を生かすようにデザインされています。
4つのオペアンプは大きく分類するとそれぞれが
1)インプットインピーダンス・セクション
2)ドライブセクション
3)EQ/アウトプットセクション
4)アウトプットインピーダンス・セクション
という役割を持っています。
アンプライクなドライブペダル、と言う言葉がありますがこのQUADは正にアンプライクに使用できるフラットなトーン・キャラクターを持っています。
EQの効果はG.O.Dを少しだけアレンジし、ローゲインのドライブペダルにおいて、より使い易い効きを目指しました。
好評だった音色全体のキャラクターを決める「CONTOUR CONTROL/コンツァーコントロール」はG.O.D同様の効果をそのまま引き継いでいます。
●インピーダンスコントロール
新たなコントロールである「IMP-ADJUST」は、QUADRIVEの出力インピーダンスを変化させます。
LOW側に回し切ると100Ω、HIGH側に回し切ると100KΩになります。
(ちなみにG.O.Dの出力インピーダンスは1Kオームです。一般的な多くのエフェクトペダルも同様の数値を持っているでしょう)
出力インピーダンスを変える、というコントロールには昔のようにエフェクターなど使わず、「アンプ直結サウンド」のような音色に近づける目的があります。
例えば、近年のアンプはハイ・インピーダンス受けのものが多く存在します。
その場合にこのQUADRIVEのIMP-ADJUSTコントロールで出力インピーダンスを上げてやる事により60、70年代のギターサウンドの様に「ギターをアンプに直結した様な」サウンドを得る事が出来ます。
昔からのデザインを受け継ぐアンプ(それほど入力インピーダンスの高くないアンプ)にはQUADRIVEのインピーダンス・コントロールを下げる事により、外部からの影響(ノイズ、ハイ落ち等)を少なくする事が可能です。
この様に、さまざまなアンプの入力インピーダンスのマッチングを取る事で機材とアンプとのマッチングをはかる役割もあります。
●ブースター
アウトプットボリュームの後の最終セクションにブースターをセットしました。
マスターボリューム後の全てのサウンドをブーストします。メインの音量を上げるソロ・ブーストとして使用できます。
また、もう一つの使い方としてはQUADRIVEをあまり歪まないクリーンなセッティングにし、EQプリアンプ的に使用します。そして、ソロやオブリガードの際にブーストをオンにする事でクリーンブースターとしても使用可能です。
なお、ブーストスイッチはエフェクトON時にのみ作動します。
予めブーストスイッチをONにした状態でエフェクトをONする事で、踏み替えのアクションを減らす事も可能です。
スペック
●アダプター/電源
製品には15DCのアダプターが附属しますが、安定化された他の電源やセンターマイナスの9Vでも作動します。9V使用ではより歪み易く、ペダルライクな歪みになります。
15V使用ではヘッドルームが広くなり、歪みにくく、スムースなドライブを得る事が可能です
QUADRIVEは接続するギターやアンプの種類を問わずに安定したサウンドメイキングが行える様にリサーチされ、入出力のインピーダンスも考慮しデザインされています。
良いギターと良いアンプをお持ちの皆様にとっては、この上なくナチュラルで使い易いドライブペダルとなるのでしょう。
9-15Vで使用可能。15V アダプター附属。