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1969年製のDallas Arbiter Fuzz Faceのサウンドを再現したファズペダル。
1966年、盛り上がりを見せるブリティッシュ・ロックシーンにおいてファズ・エフェクトが必要とされていることを知ったセールスマンIvor Arbiterは、自身の会社であるArbiter Electronicsでロンドンの他のギタープロダクトカンパニーに加わって、この流行のサウンドに対する彼自身の見解を公にしたいと考えたのです。マイクスタンドの円形の土台を見て、同様の丸い筐体にエフェクトを収めてまるで顔(2つのノブが目、フットスイッチが鼻、ブランドラベルが口)のように見せるというアイデアをひらめきました。
こうして誕生したのがFuzz Faceです。同年、Jimi Hendrixという名のアメリカのギタリストがロンドンを訪れ、IvorがデザインしたFuzz Faceは彼の愛機となりました。それ以降の話についてはもはや説明する必要はないでしょう。
Fuzz Faceは最初期の数年はゲルマニウム・トランジスタを使用して製造されていましたが、1969年にゲルマニウムが完全にシリコンデバイスに取って代わられてからはArbiterもそれに追従してシリコン・トランジスタを使用するようになりました。Jimi Hendrixは、そのサウンドや攻撃的なバイト感のほか、使用環境によって動作が安定しないゲルマニウムよりもシリコンバージョンを好んで使用していました。 JHS Pedals Smileyは、初期のシリコンFuzz Faceの素晴らしいサウンドを忠実に再現したものです。Josh Scottのコレクションの中からいくつかのヴィンテージユニットを選び抜き解析して、この時代のマジックを完璧にキャプチャーすることができました。
Smileyはクリアで明瞭であり、ディストーションペダルと焼け付くようなサステインの境界線を越えて、ヴィンテージのArbiterのユニットに求められる強烈なサステイン、伸びやかなローエンドとミッドレンジのバイト感を備えています。良好なFuzz Faceの最も崇拝されている特徴の1つとして、ギター本体のボリュームノブを下げることでクリーンサウンドをアウトプットできる能力が挙げられますが、Smileyももちろんこの特徴を再現しています。
スペック
■入出力端子:1/4”インプットジャック、1/4”アウトプット
■コントロール:VOLUME、FUZZ
■スイッチ:MODEスイッチ、バイパススイッチ
■電源:DC9V センターマイナス
■消費電流値:4mA
■寸法:W 9.2mm × D 14.4mm × H 5.1mm
■重量:385g