One Control HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kは、ベーシストが求めるベースアンプの特性、音色だけでなく深みのあるフィーリングまでを小さな筐体に収めました。 ベースチューブアンプはオールドスクールなロックサウンドには欠かせません。チューブアンプならではのコントローラブルな音色、フィーリングは代えがたい魅力があります。 また、古いSUNNのベーストランジスタアンプなどは、モダンベースアンプでは作ることのできないハイレベルな歪みを持ち、多くのプロベーシストが絶対に手放そうとしません。 HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kは、多くのライブハウスやスタジオなどで使われている、モダンなベーストランジスタアンプを使い、ベースチューブアンプやオールドトランジスタアンプの持つ音やフィーリングを得られます。そのままHOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4KをOFFにすれば、もちろんモダントランジスタアンプの音になります。 現代のベーシストが実践で最も触れる機会の多いモダンベーストランジスタアンプと、この小さなHOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kを組み合わせれば、多くのベーシストが求めるベースアンプサウンドが網羅できるのです。
HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kはベースチューブアンプに匹敵する広いダイナミクスレンジで、ベーシストの指先の表現を逃しません。クリーンと歪みのパーシャルな領域もスムースに移行し、強く歪めばオールドトランジスタアンプの華やかで安定したコンプレッションの音色となるため、意のままにベースを操ることができます。 指弾きならば絶妙なタッチを逃さず、ブルースやフュージョンからハードロック、メタルまで、グルーヴを的確に表現します。鋭くなりすぎないアタックと粒立ちの良さは、ピック弾きでの疾走感にもたつきを残しません。スラップをすれば、サムピングではパーカッシブな音の塊が飛び出し、プリングした音は安定して伸びます。 思いのままに歪みをコントロールできることは、余計な力を抜いた快適なプレイングへとつながります。
さらに多弦ベースを使用するヘヴィな楽曲には、LOWBOOSTノブが力を発揮します。HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kは十分なローエンドを持っていますが、それでもLOWBOOSTノブを回してみてください。
HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4KのTREBLEノブは、あえて調整幅を狭くし、微調整の効くよう設定しています。多くのライブハウスやスタジオに置かれているモダンなベースアンプには強力なEQが装備されており、基本となるベースサウンドはそこで作ります。ベースオーバードライブに必要なことは、アンプ側のEQでは調整しきれない感覚的な部分の微調整です。
多くのベース用エフェクトには、ブレンドやミックスというノブがありますが、HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kにはありません。歪み回路はダイナミクスレンジを狭めてしまうことがあり、これが“芯のない音”につながります。ファズや空間系エフェクトなどでは“サウンドバリエーション”としてブレンドが有効ですが、ベースオーバードライブに於けるブレンドはダイナミクスレンジの補足に過ぎません。HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kはベースシグナルを完全に扱えるダイナミックアンプリファー回路を搭載しているため、歪ませることで芯のない音色にはならず、ブレンドノブが不要なのです。そしてそれはペダルの小型化にもつながります。 HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kは、機能を削減したから小型化を実現したのではなく、最大限に音色にこだわって制作しても、このサイズで十分に収まるよう設計しているのです。
また、サウンドバリエーションとして、どうしてもブレンドが必要ならば、One Control Mosquito Blenderを使うことでどんなエフェクトにもブレンドノブを追加できます。
HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kにはバランスドアウトはありませんが、そのままミキシングボードへと接続し、DIペダルとして使えば活き活きとしたベースサウンドをラインで作ることができます。
■ギター用オーバードライブとして HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kは、元々ベース用のオーバードライブとして設計されていますが、ギターでの使用も効果的です。 広いダイナミクスレンジはベースだけでなくギターの帯域も完全にカバーし、極上のコンプレッサーをかけたようなクリーンサウンドから、厚みのあるミディアムオーバードライブサウンドにまで対応します。ハイレスポンスで、ギターのVolumeコントロールで歪みを調整できる高い表現力は、多くのギター用オーバードライブを超えた境地であり、レスポンスだけを見れば、最上級のレスポンスを持つOne Control Strawberry Red OverdriveやAnodized Brown Distortionと比べても全くひけをとりません。 HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kをギター用オーバードライブとして使うと、“BJFカラー”の強い、独特の立体感を持つダークなヨーロピアンテイストの音色となります。 多弦ベースにも対応する周波数レンジは、ギターのローダウンチューニングや7弦、8弦、9弦といったモダンな多弦ギターにも完全に対応できます。
■高電圧駆動 HOOKER'S GREEN BASS MACHINE 4Kは、18Vまでのアダプターを使用し、高電圧駆動 が可能です。駆動電圧を高くすると、ヘッドルームが広がり、表現力が高くなり、同時にゲインが下がります。 ベースソロやギターでご使用の場合は特に効果がありますが、バンドアンサンブルやギターのバッキングリフ等では9V駆動の方が芯が強く感じられることもあります。 必要な音色に合わせ、駆動電圧を変えてみることも効果的です。