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Subdecay Harmonic Antagonizerは、エレキギター、ベース、ドラムマシンやグルーヴボックスなど様々な楽器やオーディオソースに接続し、変わった音を作るペダルです。
ファズ、オシレーター、ノイズマシンなどの要素を融合させた個性的なエフェクトペダルです。
・ファズとグリッチオシレーターが独創的で様々な音を作ります
・ファズ回路はオシレーターをさらにプッシュします
・エンヴェロープとオシレーターの周波数コントロールが多彩なバリエーションを生み出します
■ヴィンテージファズへのアンチテーゼ
Harmonic Antagonizerは、トラディショナルなファズペダルではありません。60年代の伝説は、Harmonic Antagonizerとは関係ありません。ゲルマニウムトランジスタ・NOSカーボンフィルムレジスター?そんなものは必要ありません。
もし、スムースなファズや暖かなトーン、ヴェルヴェットな質感を求めるなら、Harmonic Antagonizerは選ぶべきではないでしょう。Harmonic Antagonizerのサウンドは無骨で荒々しいトーンです。
■ファズ?オシレーション?カオスシンセサイザー+トーンデストロイヤー!
このペダルをただ“ファズ”と呼ぶのでは物足りません。Harmonic Antagonizerの非伝統的なエフェクトは、これまでの音作りの経験とは別世界です。どんな楽器もノイズマシンに変えてしまいます。
Harmonic Antagonizerは内部に3つの要素を持ちます。
・トリガードオシレーター:インプットシグナルの入力を感知してONになるオシレーターです。
・スクエアウェーブファズ:常にオシレーターを圧倒しようとしています。
・VCA(Voltage Controlled Amplifier):多くのファズペダルのようにインプットシグナルによってゲインが変わるのではなく、インプットシグナルのレベルに合わせて出力音量が変わります。
■Making Noise!!
Harmonic Antagonizerは、まるで常にファズとオシレーターが争っているような音を出します。
オシレーターはワイルドで手に負えないトーンを作ります。ノイジーでグリッチーなトーンで、フェイクベースシンセのように使うこともできます。ぶっ壊れたビットコンピュータにピクセレートをかけたような音です。
オシレーターアウトプットは数学的に波形を作るため、インプットシグナルからは予想外の音が出ることもあります。そこで、スクエアウェーブファズが活躍します。
ファズサウンドは原音に加工を加えた音を作るため、インプットシグナルとオシレーターの間を取り持つような使い方ができます。また、オシレーターの周波数が高い時に低域を補うような使い方もできます。
そしてインプットレベルが下がれば、VCAがアウトプットレベルを降下させます。これはハードゲーティング、つまりゲート感の強いトーンを作ります。
■コントロール
Sustain:高く設定すればサステインが長くなります。ファズの歪みとは関係ありません。インプットシグナルはSustainコントロールの設定によらず、常に歪んでいます。
Blend:ファズとオシレーターのバランスを調整します。反時計回りでファズが、時計回りでオシレーターが強くなります。クリーンミックスはできません。
Freq:オシレーターの周波数を調整します。
Sense:オシレーターのエンヴェロープコントロールを調整します。時計回りで、オシレーターの周波数も高くなります。
Volume:全体の音量を調整します。
スペック
Harmonic Antagonizerは、9V電池、またはスタンダードなセンターマイナス9〜18VのDCアダプターで駆動します。
多くの場合、9Vで動作させることを推奨します。
高電圧駆動とすることで、オシレーターのレンジを高く、音量を大きくすることができます。他のペダルとデイジーチェインで使用する場合、それらのペダルもネガティブグラウンドとしてください。
■Current Draw:15mA以下
■サイズ:11.1×5.8×2.5cm(突起含まず)
■インプットインピーダンス:1MΩ
■アウトプットインピーダンス:10KΩ(Volumeセッティングにより可変します。)
■設計/組み込み:アメリカ オレゴン州